2月に冬の沖縄初体験してきました。
冬の沖縄結構良いじゃーーん!って思ったお話はこちらの記事にまとめております!
【過去記事】冬の沖縄 意外とおすすめだよ!
冬の沖縄でしか体験できないアクティビティと言えば・・・・
ホエールウォッチング です!
沖縄では、12月下旬~4月上旬の期間のみホエールウォッチングを楽しむことができます。
見られるのは、シベリア海域に生息しているザトウクジラ。
このシーズンにのみ、出産と子育てのために沖縄の海にやってくるのだそうです。
沖縄で見られるクジラについて
沖縄で見られるのは、ザトウクジラです。
ザトウクジラって?
生物学的には クジラ目ヒゲクジラ亜目ナガスクジラ科
ヒゲクジラというのは、歯を持たず、ひげを使ってエサを食べるらしいです。
歯を持つクジラは「ハクジラ亜目」と言われ、マッコウクジラやゴンドウクジラなどがこちらに属するのだそうです。
ザトウクジラの大きさ・特徴
標準的な個体では体長約11〜14メートル。南半球では最大級で体長19メートルもの個体もいるそうです。
体重は35〜50トンもあるんですって!
またザトウクジラは胸びれが大きいという特徴もあり、学名である”Megaptera”は『大きな(=Mega)翼(=Ptera)』、つまり「大きな胸びれ」を意味しているのだとか。
ザトウクジラの生態
基本的には集団で行動するのだそうで、エサであるオキアミ、ニシンなどを取る時、「バブルネットフィーディング」という行動をとることでも知られているそうです。
「バブルネットフィーディング」というのは、チームで魚の周りを円を描くように泳ぎながら、泡を出し、魚を一カ所に追い込んで行く方法だそうで、中心となるクジラが声を発しながら、チームでの連携を図るんですって!すごいですね!
そして、ザトウクジラは歌を歌うことでも知られているそうです。実際には、歌ではないのですが、反復的でパターンが予測可能で、発声法が、人間の歌唱を想起させるらしいです。
歌を歌う理由は諸説あるらしいのですが、繁殖期によく聞かれるため、求愛行動と言われることもあるそうです。
沖縄でのホエールウォッチングツアー
私が体験したホエール・ウォッチングツアーについて紹介します。
ツアーを申し込むに当たって色々調べましたが、だいたいどこのツアーも似たりよったりです。
金額もあまり差がないので、選び方はもはやフィーリングな気がします。
「揺れの少ない」と書いていますが、そもそもホエールウォッチングに行く船自体、それほど大きな船でないので、どんな船でも揺れるんじゃないか?と思っていますw
ツアー出発場所
ホエールウォッチングの出発場所は自分の宿泊場所に近いところを選ぶと良いと思います。
・那覇発
・中部発(北谷町エリア)
・北部発(本部町エリア)
私たちは那覇に宿泊していたので、もちろん那覇発。
ホエールウォッチングのボートが出る港までは、那覇市内のホテルからであれば無料送迎してくれるものがほとんどです。前日に集合時間をメールや電話で教えてくれることになります。
那覇の国際通りなどのホテルは、車寄せがないので、最寄りの集合場所になりますよ!
私たちは「パレット久茂地」前の県民広場でした。ここはいろんなツアーの送迎バスが来るので、間違えないように!
予約の名前で確認してくれるので大丈夫だとは思いますが。。。
ホエールウォッチングツアーの所要時間
午前便と午後便があるところがほとんどです。
午前だから、午後だから・・・ということで、クジラ遭遇率が上がるということはないとツアー会社の方はおっしゃってました。
ツアー所要時間は、クジラを見つけるまでの時間によって変わるそうです。
クジラが見つからないと、ツアー時間も延びますし、すぐ見つかれば、早めに帰港できます。
スケジュールに書かれているのは
午前便 8:00集合 13:00解散
午後便 13:00集合 17:00解散
などが多いですね。
私が行った時は、比較的早めにクジラが見つかったので、ホテルには12:00くらいに戻ることができました。
ホエールウォッチング ツアー料金
ツアー料金もだいたいどこも同じです。
4200円(税込)っていうのが多かった気がします(2017年2月時点)
ツアー会社によっては
A社:クジラが見られなかったら全額返金
B社:クジラが見られなかったら、何度でも乗船無料!
などとなっています。
しかし、他の人がクジラのしっぽを目撃したよ!などについては保証外です。
要は「私だけ見てません!」って言っても通らないので、ご注意を!
また金額が同じでもいろんな特典を付けているところもあります。
A社:船内ドリンク無料/水しぶきをふせぐレインコート無料/撮影写真無料(ネットダウンロード)
B社:クジラガイドブック無料/濡れても大丈夫なスマホケースプレゼント
などです。
まあ、必須って感じのものはないのですが、船内ドリンクはあった方が良かったかもーと思いました。
ツアー参加者
私たちが参加したツアーは、半分以上中国の方で、日本人4:中国人6 って感じでした。
中国の方は団体が多いようで。中国人の通訳の方もスタッフにいました。
でも、中国の方は割とマナーがちゃんとされていて、そこは全く問題にはなりませんでしたよ!
日本人はカップル、家族連れ、お一人様も何人かいらっしゃいました。
そして、私が参加したツアーでは、日本人の中に一人おしゃべりなご高齢のお父さんがいらっしゃって、その人がかなりウルさかったです。ガイドさんがしゃべっていることに対し、いちいち自分の知識をぶちかまして「情報ツウ感」ハンパない。。。
あなたの話聞きたいわけじゃないんですけどーーーー。
まあ、でもそういう人がいる・いないというのは運ですので、我慢ですね。
クジラを見つけるまで
船に乗って、クジラを探します。なんと、探すのは目視だそうです!!
え、そんなんで見つかるの?と思いますが、ツアーの船はたくさん出ていますので、どこかの船が見つけると。全ての船に連絡が回るようになっているのですよ!人海戦術なんですね!
クジラを見つけるまでに要する時間は、30分くらいで見つかっちゃう時もあれば、2時間かかる時もあるみたいで、なんとも言えないそうです。
私が行った時は約1時間ほどで見つかりました。さらに 比較的港に近い場所で見つかったので、帰るまでの時間もすごく短かったです。
「クジラが見つかった!」という連絡が他の船から入ると、その場所にすべての船が集まります。クジラにストレスを与えないようにある程度距離を保ちながら。ということですが、船の数がハンパないので。クジラさんたち結構ストレスじゃないか?とは思います。
クジラは水面に出てきた後、またしばらく水中に潜ってしまいますので。この間はただ船は海の上でぷかぷか浮いた状態で待たなくてはなりません。長い子だと30分も潜ってることもあるらしく、この待ってる間の揺れが結構船酔いにはキツいです。
クジラが潜ったり、水面に出てきて潮吹きやテールスラップ(尾びれをたたきつける行為)など、様々な動きを見せてくれることもあります。
私が見たときは3頭のクジラを一度に見ることができました。なかなか3頭いっぺんにというのも珍しいと言われましたよ!
しかし、私は史上最悪の船酔いで、クジラどころではなかったのですが。。。汗。
ホエールウォッチングツアーを体験してみた感想
鯨を撮るなら動画!写真は揺れるので難しい・・・
夫は、写真をがんばって撮ろうとしていましたが、なかなか難しかったようで、あまりいい写真が撮れず。。。
後で考えたら、動画にすればよかったのに。。。と。
でも、彼も私の船酔い具合を心配して、あまり集中できなかったようです。
船酔いがなければ、むちゃくちゃ感動しただろうなーーー。
何度も水面に出てきて、大きな身体や尾びれを見せてくれたクジラさんたち。
写真もいいけど、動画がおすすめ!
そして、何より自分の目で見る方がいいですね。
夫が頑張って撮ろうとしたけど、この有様。。。www
まあ、船酔いの私の心配もしつつだったので、可哀想ですが。。。
いや、これ意味ないでしょ?笑
夫が撮影した写真 その1
夫が撮影した写真 その2
史上最悪の船酔いを経験
私は比較的乗り物酔いしやすいタイプです。
あらかじめ朝食も控えめにし(空腹もかえって悪いとか言うし)、酔い止めも30分前には飲んでたし、ガイドのお姉さんの言う通り、厚着をすると酔いやすいということで、ダウンも脱いで、薄着でなるべく遠くを見て過ごしていました。
もちろんスマホの画面見るとか御法度!
でも。。。
乗船から30分、40分、クジラを探して海を行く間にはかなり気分悪くなってきました。
「クジラが見つかりました〜!」というお姉さんの声に一瞬元気を取り戻し、船の先頭部に移動。
その時点で船酔いしている人は、先頭部に行かず船内で横になっていたりしましたが、私はまだ先頭に行って、クジラを見るぞ!という余裕くらいはありました。
ですが、ここからが大変。。。
水中に潜ったクジラを待つ間、船は波に揺られています。
この待っている間の揺れが本当に辛かった!
耐えきれず、もらったエチケット袋に吐いちゃいました。
そして、クジラを見た感動で一瞬気分がすっきりするものの、またクジラを待っている間の揺れ、クジラを追いかけるゆっくりと進むボートの揺れで、とにかく気分が悪く、動くこともできない状況に。。。
ひたすらエチケット袋をもらい、吐き続けました。。。涙。
船酔いで吐いたのは過去 2回。
- グレートバリアリーフで船で2時間の道中(吐いたのは1回)
- 石垣島でのマンタシュノーケルでボートではなく海に浮いている時の波酔い(吐いたのは2回)
でも、1度の乗船で5回も吐いたのは、このホエールウォッチングツアーのみ。
史上最悪の船酔いを体験しました。
私同様にかなり船酔いしてる方の数は多かったです。
脅すわけではないですが、船酔いがちな方は覚悟して行った方がいいかもです。。。
ちなみに、私が行った日は比較的風は穏やかだったらしいのですが。。。
まあ、正直気持ちでやられた部分もあるかもなーと思います。
「船酔いしたらどうしよう」ってずっと思ってたので。
あまり考えない方がいいかもですね。
酔い止め対策グッズ
気休めかもしれませんが、各種酔い止め対策グッズがありますので、気になる方はチェック!
私は酔い止め薬のみでしたが、他の対策もあればちょっとは違ったのかなぁ。。。使用してないのでわかりませんが。。。。
こちらは手首のツボを押さえてくれるバンドタイプのもの。
レビューを見ると、効いた!という方もいるようで、また、つわりの時にも効くらしいですね。